
東京都大田区田園調布1-61-10
TEL.03-6459-7555
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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| 10:00-18:30 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
※月曜はカフェのテイクアウト営業のみ
休診日:月曜 ※日・祝日診療可 ※完全予約制
フリースティッチのイベントに参加します!特別セミナーもあります。
2025年12月6日土曜日
場所;吉見運動公園(埼玉県比企郡吉見町)
詳細は:https://www.freestitch.jp/meetup/dogs/retriever
こんにちは!今年のフリースティッチのオフ会に参加することになりました。当日はhiffcafe tamagawaの獣医師、小林が愛犬の健康管理に欠かせない「耳」と「アレルギー」をテーマに特別セミナーを開催します。レトリバーオーナー様が抱えることの多いお悩みを解決し、愛犬との生活をより豊かにするための専門知識と実践的なケア方法を学べる貴重な機会です。この機会に、愛犬の健康を守るための知識をアップデートしましょう。
セミナー1:愛犬の『耳の健康』についてのお話し
(30分 ステージセミナー)
早期発見が愛犬の健康を守る第一歩
愛犬のトラブルの中でも、特に発生頻度が高く、放置すると重症化しやすいのが「耳」のトラブルです。レトリバーのような垂れ耳の犬種は、構造上、トラブルのリスクが高いと言われています。
このステージセミナーでは、愛犬の耳の構造やトラブルが起こるメカニズムといった基礎知識を分かりやすく解説します。耳の赤み、嫌なにおい、頻繁に耳を掻くといったサインは、大きなトラブルの予兆かもしれません。セミナーでは、トラブルの原因や、自宅でできる早期発見のポイントを具体的にご紹介します。
セミナー2:お家で実践!愛犬のお耳ケア
(45分 フィールドセミナー)
獣医師と一緒に愛犬の耳をチェック!実践的なケアを学ぶ
実践編として、実際に【オトスコープ】を使い、ご参加犬のお耳の中をチェックします。普段見ることのできない耳の内部を獣医師と一緒に確認し、その子に合ったお手入れ方法や注意点について具体的なアドバイスをもらえる貴重な機会です。
また、自宅でできる耳のケア方法を、初級編から中級編まで実践方式で丁寧に指導。さらに、病院で行う専門的な耳洗浄についても紹介します。
セミナー3:愛犬の『アレルギー』についてのお話し
(30分 ステージセミナー)
意外と身近な「アレルギー」を正しく理解する
レトリバー種は、皮膚疾患や食物アレルギーの傾向を持つ子が多いと言われています。このセミナーでは、「アレルギーって何?」「なぜ起こるの?」といった根本的な疑問に答えます。
アレルギーのメカニズム、皮膚炎や消化器症状などの影響、そして予防法や症状が出た際の適切なホームケア方法など、愛犬のQOL(生活の質)に大きく関わる重要な知識を学べます。
現在症状がないオーナー様も、将来に備えて正しい知識を蓄え、愛犬のためにアレルギーについてきちんと理解を深めましょう。
hiff café tamagawaとして物販販売もいたします!
・当院でおすすめしている
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hiff cafe tamagawa
獣医師 小林真也
愛犬が体を掻く、手足を舐める、耳を頻繁に振る。こうした行動は、単なる癖ではなく、アレルギーという病気のサインかもしれません。犬のアレルギーは非常に多い疾患で、痒みによって愛犬の生活の質(QOL)を大きく低下させます。
アレルギーは完治が難しい慢性疾患ですが、適切な知識と対処法で症状をコントロールし、愛犬をサポートすることは可能です。犬のアレルギーの基本から、具体的な診断・治療法、日々の予防策まで解説します。愛犬の「かゆい」を解決し、健やかな毎日を送るための知識を深めていきましょう。
アレルギーとは、特定の物質(アレルゲン)に対して、体の免疫システムが過剰に反応してしまう状態を指します。本来、体を守るための免疫反応が、無害な物質に対してまで「敵」と認識し、攻撃を仕掛けてしまうのです。
犬のアレルギー症状は、皮膚・消化器・呼吸器に出ますが、その中でも皮膚に多く現れます。主な症状としては、かゆみ、皮膚の赤み、脱毛、フケ、そして慢性的な外耳炎などが挙げられます。特に、脇、股、指の間、耳、目の周りといった皮膚の薄い部分に症状が出やすい傾向があります。
アレルギーが起きる背景には、免疫の異常と皮膚のバリア機能の低下が深く関わっています。健康な皮膚は外部からの刺激やアレルゲンの侵入を防ぐ「バリア」として機能していますが、この機能が低下すると、アレルゲンが容易に体内に侵入し、過剰な免疫反応を引き起こしやすくなります。
犬のアレルギー疾患の中でも、特に発生頻度が高いとされるのが「食物アレルギー」「犬アトピー性皮膚炎(環境アレルギー)」「ノミアレルギー性皮膚炎」の三大アレルギーです。それぞれ原因や症状に特徴があります。
3-1. 食物アレルギー
食物アレルギーは、食べ物に含まれるタンパク質に対して免疫が過剰に反応することで起こります。犬の場合、牛肉、鶏肉、乳製品、小麦などが主なアレルゲンとして知られています。
症状は、皮膚の痒みや赤みとして現れることが多いですが、他のアレルギーと異なり、嘔吐や下痢といった消化器症状を伴うことがあるのが特徴です。診断には、アレルゲンとなり得る食材をすべて除去した食事(除去食)を一定期間(2ヶ月間)与え、症状が改善するかどうかを確認する除去食試験が基本となります。
3-2. 犬アトピー性皮膚炎(環境アレルギー)
犬アトピー性皮膚炎は、環境中に存在するアレルゲン(花粉、ハウスダスト、ダニ、カビなど)を吸い込んだり、皮膚から吸収したりすることで発症します。遺伝的な素因が関与していると考えられており、若齢期(生後6ヶ月から3歳頃)に発症することが多い疾患です。
症状は、季節性または通年性の強い痒みが特徴で、特に脇、股、指の間、耳、目の周りといった部位に集中して現れます。環境中のアレルゲンが原因であるため、アレルゲンを完全に排除することは難しく、長期的な管理が必要となります。
3-3. ノミアレルギー性皮膚炎
ノミアレルギー性皮膚炎は、ノミが吸血する際に注入する唾液に含まれる物質に対するアレルギー反応です。ノミの唾液は非常に強いアレルゲンであり、わずか数匹のノミの寄生であっても、激しいアレルギー症状を引き起こすことがあります。
症状は、腰部や尾の付け根に集中した強い痒みと皮膚炎が特徴です。ノミの寄生が見当たらない場合でも、過去の吸血によってアレルゲンが体内に残っている可能性があるため、診断には注意が必要です。
犬のアレルギーは原因が多岐にわたるため、正確な診断と適切な治療法の選択が重要です。
4-1. 診断の流れ
診断は、問診と身体検査から始まります。症状のパターン、食事内容、ノミ予防などを詳細に確認します。
次に、他の皮膚疾患(感染症、寄生虫症など)を除外するための検査を行います。
アレルギーが疑われる場合、以下の検査に進みます。
アレルギー検査はアレルゲンを特定する目的で行います。検査内容は血液で特異的IgE検査やリンパ球反応検査を調べます。食物アレルギーの確定診断にはアレルギー検査に加えて除去食試験が不可欠です。
4-2. 治療の基本方針
犬のアレルギーは完治が難しいですが、適切な治療と管理で症状をコントロールし、QOLを維持することは可能です。治療は、以下の治療方法を組み合わせながら、その子に合った方針を決めていきます。
・アレルゲンの回避
最も重要です。食物アレルギーはアレルゲンを含まない食事へ、アトピーは掃除や除湿で環境アレルゲンを減らします。ノミアレルギーは年間を通じたノミ・ダニ予防薬の投与が必須です。
・薬物療法
痒みや炎症を抑えるため、獣医師の指導のもとで薬物を使用します。
・ステロイド:強力な抗炎症作用がありますが、長期使用には副作用のリスクが伴います。
・抗ヒスタミン薬:軽度のアレルギーに用いられます。
・免疫抑制剤:免疫の過剰な反応を抑えます。
・JAK阻害薬・抗体医薬:痒みの伝達経路を特異的にブロックする新しい治療薬です。
・各種外用薬:局所的な痒みに対して効果的です。
・スキンケア
皮膚のバリア機能をサポートするため、薬用シャンプーや保湿剤を用いたスキンケアが重要です。アレルゲンや細菌を洗い流し、バリア機能の回復を促します。
・特異的免疫療法(減感作療法)
犬アトピー性皮膚炎の治療法の一つで、アレルゲンを少量ずつ投与し、体を慣らす根本的な体質改善を目指す治療法です。時間と費用がかかりますが、長期的な症状改善が期待できます。
・各種サプリメント
オメガ脂肪酸や腸活を摂取することで、皮膚のバリア機能の向上させ、免疫調整作用を助けることができます。
犬のアレルギーは、飼い主にとって根気が必要な病気ですが、現代の獣医療で症状を良好にコントロールすることは可能です。
アレルギーの治療は、決まった一つの治療があるわけではありません。それぞれの愛犬によって必要な治療が変わってきます。その子に合った治療とケアをしていくことが望まれます。獣医師と飼い主さんの二人三脚で進めていくことが大事です。
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皮膚・耳専門・ヒフカフェ 動物病院
hiff cafe tamagawa
〒145-0071
東京都大田区田園調布1-61-10
TEL 03-6459-7555
獣医師 小林真也 Shinya Kobayashi
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犬の皮膚は、人間と比べて非常に薄くデリケートです。角質層は1/3~1/5の薄さといわれています。皮膚が持つバリア機能は、外部刺激や病原菌から体を守る大切な役割を担っています。しかし、皮膚が乾燥するとこのバリア機能が低下し、かゆみやフケ、ひどい場合は皮膚炎の悪化につながってしまいます。
特に、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を持つ犬にとって、乾燥は大敵です。日々の適切な保湿ケアは、皮膚トラブルを予防し、愛犬が快適に過ごすための健康管理の基本になるでしょう。
犬の皮膚が乾燥する原因は様々ですが、主に以下に分けられます。
環境と生活習慣による乾燥
体質や病気による乾燥
乾燥肌が続く場合は、単なる環境の問題ではなく、病気が隠れている可能性もあるため、一度獣医師に相談することが大切です。
犬の皮膚を健康に保つための保湿ケアは、「日常のケア」と「シャンプー時のケア」、そして「環境の整備」の3つの柱で成り立っています。
(1) 日常の保湿ケア:保湿剤を上手に活用
最も手軽で効果的なのが、犬用の保湿剤を使ったケアです。保湿剤にはスプレー、ローション、クリームなど様々なタイプがあります。部位によって使い分けることをオススメします!
保湿は継続することが何よりも重要です。愛犬が嫌がらないテクスチャーや香りのものを選び、日課にしましょう。
(2) シャンプー・入浴で潤いを守る
シャンプーは汚れを落としますが、同時に皮膚のバリア機能を一時的に低下させます。
(3) 生活環境を整える
皮膚の乾燥は、外部環境に大きく左右されます。
愛犬に合った保湿剤を選ぶために、種類と主要な成分を知っておきましょう。
保湿剤の種類
| 種類 | 特徴 | おすすめの用途 |
| スプレー | 手軽で広範囲に使える。被毛の上からでもOK。 | 日常の全身ケア、シャンプー後の仕上げ。 |
| ローション/ジェル | 伸びが良く、皮膚に浸透しやすい。べたつきが少ない。 | 部分的な乾燥ケア、マッサージ。 |
| クリーム/軟膏 | 油分が多く高保湿。皮膚の保護膜を作る。 | 乾燥がひどい部位、肉球のひび割れ。 |
注目したい主要な保湿成分
保湿成分は、皮膚のバリア機能を補ったり、水分を抱え込んだりする役割があります。
保湿剤を選ぶ際は、愛犬の皮膚の状態に合わせて獣医師に相談し、舐めても安全な成分でできているかを確認しましょう。
犬の皮膚の保湿は、一度やれば終わりではありません。愛犬の健康と快適な生活を守るための継続的な習慣です。
日々の保湿ケアを続けることで、皮膚のバリア機能は強化され、かゆみや炎症の予防につながります。もし、皮膚に異変を感じたら、自己判断せずにすぐに獣医師に相談してください。
愛情を込めた日々のケアを通じて、愛犬の健康な皮膚と、より豊かな毎日をサポートしてあげましょう。
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