大田区、目黒区、世田谷区、川崎市エリアの皮膚と耳専門の動物病院です。カフェトリミングサロンを併設しています

東京都大田区田園調布1-61-10

TEL.03-6459-7555

診療時間
10:00-19:00 -

※月曜はカフェのテイクアウト営業のみ
休診日:月曜  ※日・祝日診療可 ※完全予約制

犬の皮膚病① 膿皮症

少しづつ春めいてきましたね💛

ヒフカフェではこの春よりブログ上で、よくある皮膚病についての解説を少しづつ始めることにしました。

まず手始めに、犬で一番多くて、他の色んな皮膚病に合併(同時に起きる)する代表的な皮膚病について取り上げます。

それは ” 膿皮症 ” です。

診察中にお話しする内容をさらに丁寧に、画像を含めてお話することで、皆様のご理解と安心感につながればという思いです。

それではスタート・・・

 

①どんな病気?

犬の皮膚病の中で1,2を争う発生の多い病気です。

ブドウ球菌という球形の細菌感染が原因。

ただしブドウ球菌はどこにでもいるもの。

皮膚に付いただけでは、普通は皮膚の中に入っていけません。

アレルギーや、他の病気が背景にあって引っ掻いたり、乾燥しすぎるなど、皮膚のバリア機能が落ちた時に発症します。

 

②どんな症状?

最も多く見られる症状は、背中や下腹部などの体幹部(いわゆる身体部分)に円形の脱毛がたくさんできるというものです。脱毛部の縁はしばしば赤くなり、黄色っぽいフケが付着します。

 

また、膿疱という小さな黄白色のプチっとした発疹を作ることもあります。この膿疱の中には原因となる細菌や、それと戦う白血球の1種(好中球)などが含まれます。

痒みもあります。

 

③どんな検査をするの?

似たような皮膚病に、毛穴に住むダニや、カビ(真菌)によって起きる皮膚病、その他の特殊な皮膚病もあるので、それらと区別するために毛を抜いたり、フケを集めたり、

フケの下の細胞をセロハンテープで集めたり、スライドグラスを当てて染色するなどして顕微鏡で観察します。

膿皮症、膿疱細胞診

すでに長く患っている場合や、他の病院で治療しても治らないなどのケースでは細菌を集めて外の検査センターに送り、

どんな細菌がいるのか?

どんな薬なら効果があるのか?

といったことを調べてもらうこともあります。

 

④どんな治療をするの?

病変部、あるいは全身を薬用シャンプー(細菌に対して効果のあるもの)などで洗浄して、細菌数を減らすとともに保湿も行います。

ヒフカフェでは炭酸水薬浴もよくお勧めします。毛穴の細菌や要らなくなった毛やフケもさっぱり洗い流して、治りやすい皮膚環境を整えます。

気持ち良さそ~う 😊

症状がひどい場合は早く治すために抗生物質の飲み薬を処方します。

皮膚のバリア機能を高めるためにサプリメントなどを試すこともあります。

 

⑤どのくらいで治りますか?

通常2~3週間で良い方向に向かいますが、重症の場合はもう少しかかることもあります。

アレルギーや内分泌疾患(ホルモン性の皮膚病)などが背景にある場合、繰り返すことも多くあります。繰り返す場合は、そのような、背景にあるかもしれない病気を探る検査(血液検査など)を実施します。

再発を防止するために定期的な薬浴をお奨めすることもあります。

 

 

!ワンポイントアドバイス!

”細菌の病気です” というとびっくりされますが、脱毛とかで時に見た目が派手な割には、犬から犬へどんどんうつる怖い病気というわけではありません。ましてや人には通常うつりません!!

常在菌(いつもいる菌)によって起きる ” 日和見感染症 ”の一つです。

でも原因菌の性質や、背景にある病気のせいで治りにくいことがたまにあります。ヒフカフェではそんな場合でも丁寧な検査とスキンケアの組み合わせで、長く快適な状態が保てるようにお手伝いします。

お気軽にご相談ください💛

文責:木曜日午前中担当獣医師 山本

Information

犬の皮膚病① 膿皮症

少しづつ春めいてきましたね💛

ヒフカフェではこの春よりブログ上で、よくある皮膚病についての解説を少しづつ始めることにしました。

まず手始めに、犬で一番多くて、他の色んな皮膚病に合併(同時に起きる)する代表的な皮膚病について取り上げます。

それは ” 膿皮症 ” です。

診察中にお話しする内容をさらに丁寧に、画像を含めてお話することで、皆様のご理解と安心感につながればという思いです。

それではスタート・・・

 

①どんな病気?

犬の皮膚病の中で1,2を争う発生の多い病気です。

ブドウ球菌という球形の細菌感染が原因。

ただしブドウ球菌はどこにでもいるもの。

皮膚に付いただけでは、普通は皮膚の中に入っていけません。

アレルギーや、他の病気が背景にあって引っ掻いたり、乾燥しすぎるなど、皮膚のバリア機能が落ちた時に発症します。

 

②どんな症状?

最も多く見られる症状は、背中や下腹部などの体幹部(いわゆる身体部分)に円形の脱毛がたくさんできるというものです。脱毛部の縁はしばしば赤くなり、黄色っぽいフケが付着します。

 

また、膿疱という小さな黄白色のプチっとした発疹を作ることもあります。この膿疱の中には原因となる細菌や、それと戦う白血球の1種(好中球)などが含まれます。

痒みもあります。

 

③どんな検査をするの?

似たような皮膚病に、毛穴に住むダニや、カビ(真菌)によって起きる皮膚病、その他の特殊な皮膚病もあるので、それらと区別するために毛を抜いたり、フケを集めたり、

フケの下の細胞をセロハンテープで集めたり、スライドグラスを当てて染色するなどして顕微鏡で観察します。

膿皮症、膿疱細胞診

すでに長く患っている場合や、他の病院で治療しても治らないなどのケースでは細菌を集めて外の検査センターに送り、

どんな細菌がいるのか?

どんな薬なら効果があるのか?

といったことを調べてもらうこともあります。

 

④どんな治療をするの?

病変部、あるいは全身を薬用シャンプー(細菌に対して効果のあるもの)などで洗浄して、細菌数を減らすとともに保湿も行います。

ヒフカフェでは炭酸水薬浴もよくお勧めします。毛穴の細菌や要らなくなった毛やフケもさっぱり洗い流して、治りやすい皮膚環境を整えます。

気持ち良さそ~う 😊

症状がひどい場合は早く治すために抗生物質の飲み薬を処方します。

皮膚のバリア機能を高めるためにサプリメントなどを試すこともあります。

 

⑤どのくらいで治りますか?

通常2~3週間で良い方向に向かいますが、重症の場合はもう少しかかることもあります。

アレルギーや内分泌疾患(ホルモン性の皮膚病)などが背景にある場合、繰り返すことも多くあります。繰り返す場合は、そのような、背景にあるかもしれない病気を探る検査(血液検査など)を実施します。

再発を防止するために定期的な薬浴をお奨めすることもあります。

 

 

!ワンポイントアドバイス!

”細菌の病気です” というとびっくりされますが、脱毛とかで時に見た目が派手な割には、犬から犬へどんどんうつる怖い病気というわけではありません。ましてや人には通常うつりません!!

常在菌(いつもいる菌)によって起きる ” 日和見感染症 ”の一つです。

でも原因菌の性質や、背景にある病気のせいで治りにくいことがたまにあります。ヒフカフェではそんな場合でも丁寧な検査とスキンケアの組み合わせで、長く快適な状態が保てるようにお手伝いします。

お気軽にご相談ください💛

文責:木曜日午前中担当獣医師 山本