大田区、目黒区、世田谷区、川崎市エリアの皮膚と耳専門の動物病院です。カフェトリミングサロンを併設しています

東京都大田区田園調布1-61-10

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診療時間
10:00-18:30 -

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治らない外耳炎!オトスコープを用いた治療で改善

・繰り返す耳のトラブルに悩んでいませんか?

愛犬や愛猫がしきりに耳を振ったり、後ろ足で耳を掻きむしったりする姿を見て、悩んでいる飼い主様は少なくありません。外耳炎は動物病院を受診する理由として非常に多い疾患ですが、その一方で「一度治ってもすぐに再発する」「薬を塗り続けているのに一向に良くならない」といった、いわゆる難治性外耳炎に悩まされるケースに頻繁に遭遇します。
一般的な外耳炎の治療では、耳道の洗浄と点耳薬の投与が行われます。しかし、これらの一時的な処置だけでは、耳の奥に潜む根本的な原因を取り除くことが難しい場合があります。長期間にわたる治療は、動物にとっても飼い主様にとっても大きな負担となります。そこで最近、注目されているのがオトスコープ(耳内視鏡)を用いた高度な耳科診療です。なぜ外耳炎が治りにくいのか、そしてオトスコープがどのようにその状況を打破するのかを詳しく解説します。

なぜ外耳炎は治らないのか?

外耳炎が慢性化・難治化する背景には、いくつかの決定的な要因があります。まず理解しておくべきは、犬や猫の耳道は「L字型」に曲がっているという点です。入り口から垂直に下がる「垂直耳道」と、そこから水平に鼓膜へと続く「水平耳道」で構成されています。
難治化の主な原因
内容の詳細
・耳垢石(じこうせき)
長期間蓄積した耳垢が岩のように固まり、通常洗浄では除去不能になったもの。
・バイオフィルム
細菌が膜を張り、抗生剤や消毒液が届かないバリアを形成した状態。
・中耳炎の併発
鼓膜の奥(中耳)に炎症が波及しており、外側からの治療だけでは完治しない。
・耳道の狭窄・増殖
慢性的炎症や腫瘍などで耳道の皮膚が厚くなり、耳道内が狭くなる。
従来の診察で使われる「耳鏡」は、手持ちのスコープで耳の中を覗くものですが、これではL字の曲がり角の先や、鼓膜周辺の細かな状態を正確に把握することは困難です。また、意識がある状態での洗浄は、動物が動いてしまうため、耳の奥にある強固な汚れを完全に取り除くことができません。その結果、表面的な汚れだけが落ち、奥に原因が残ったまま「治ったつもり」になって再発を繰り返してしまうのです。

・オトスコープ(耳内視鏡)とは?

オトスコープは、細いカメラを耳道内に挿入し、モニターに映し出された高精細な映像を見ながら診察・治療を行う機器です。これは単なる「観察ツール」ではなく、耳の治療を劇的に進化させる「処置ツール」でもあります。
オトスコープを使用する最大のメリットは、「見えない場所が見えるようになる」ことです。拡大された映像により、肉眼では確認できない微細な異物、小さなポリープ、鼓膜の小さな穿孔(穴)などを発見できます。また、多くのシステムでは録画機能が備わっているため、飼い主様も愛犬・愛猫の耳の中がどのような状態なのか、治療によってどう変化したのかを自身の目で確認することができます。
「百聞は一見に如かず」という言葉通り、真っ黒に汚れた耳道が洗浄によって本来のピンク色の皮膚に戻る様子を見ることは、飼い主様にとって大きな安心感と治療への意欲につながります。
before                                                             after

・オトスコープによる治療の具体的な流れ

オトスコープを用いた本格的な処置は、通常、全身麻酔下で行われます。「耳の掃除に麻酔?」と驚かれるかもしれませんが、これには非常に重要な理由があります。
1.安全性の確保: 耳の奥、特に鼓膜周辺は非常にデリケートです。動物が急に動くと耳道を傷つけたり、鼓膜を損傷させたりするリスクがあります。
2.徹底的な洗浄: カテーテルを使用し水圧を利用して耳垢を浮かせ、注射器などで吸い出します。麻酔下であれば、痛みや恐怖を与えることなく、L字の突き当たりまで完璧に清掃できます。
3.精密な処置: 必要に応じて、内視鏡のチャンネルから鉗子器具を出し、異物の除去や組織の採取(生検)を行います。
具体的なステップとしては、まず麻酔をかけた状態で耳道内を観察し、汚れの程度や鼓膜の状態を確認します。次に、洗浄液を用いて、こびりついた耳垢やバイオフィルムを丁寧に剥がしていきます。もし鼓膜の奥に膿が溜まっている(中耳炎)ことが判明した場合は、鼓膜切開を行い、中耳内を直接洗浄することもあります。

・オトスコープ治療のメリットと期待できる効果

オトスコープ治療を選択することで、これまでの「終わりの見えない通院」から脱却できる可能性が高まります。
完治率の劇的な向上: 根本的な原因(耳垢石やバイオフィルム)を物理的に除去するため、薬の効果が最大限に発揮されるようになります。
外科手術の回避: 以前であれば「全耳道切除術」という、耳道をすべて取り除く大きな手術が必要だった症例でも、オトスコープによる徹底洗浄を繰り返すことで、手術をせずに維持・改善できるケースが増えています。
トータルコストの抑制: 1回の処置費用は麻酔代を含め高額に感じるかもしれませんが、治らないまま数ヶ月、数年と通院し続ける費用や、動物のストレスを考えれば、結果的に経済的かつ合理的と言えます。
何より、耳の痒みや痛みから解放された動物たちは、表情が明るくなり、食欲や活動性が戻るなど、QOL(生活の質)が劇的に改善します。

まとめ:諦める前に専門的な耳の治療を

「うちの子は体質だから」「もう高齢だから」と、治らない外耳炎を諦めてしまっていませんか? 慢性的な耳の痛みは、私たちが想像する以上に動物たちのストレスになっています。
もし、数ヶ月以上治療を続けても改善が見られない、あるいは再発を繰り返している場合は、オトスコープを導入している動物病院に相談してみてください。
大切な家族である愛犬・愛猫が、耳を気にすることなく健やかに過ごせる日々を取り戻すために。オトスコープという選択肢が、その第一歩となるはずです。
当院ではオトスコープを用いた治療を行っていますので、お気軽にご相談ください。
皮膚・耳専門 ヒフカフェ動物病院
獣医師 小林真也

フケ・脱毛は病気のサイン?見落としがちな初期症状とチェックリスト

愛犬や愛猫の被毛を撫でたとき、パラパラと落ちるフケや、毛が薄くなっている部分を見つけても、「季節の変わり目だから」「乾燥しているから」と、つい見過ごしてしまいがちです。

しかし、フケや脱毛は、皮膚病だけでなく、全身の病気が隠れているサインである可能性があります。

 

1.フケ・脱毛が示す3つの大きな原因

 

フケや脱毛は、皮膚のターンオーバーや毛周期の異常によって起こります。

その原因は大きく分けて以下の3つに分類されます。

 

(1) 外部からの刺激・感染(皮膚病)

最も一般的な原因で、皮膚そのものに問題があるケースです。

原因 特徴的な症状
アレルギー性皮膚炎 強いかゆみ、赤み、自己誘発性の脱毛(舐めすぎ、掻きすぎ)。
ノミ・ダニ ノミの糞(黒い粒)、激しいかゆみ、特に背中や尾の付け根の脱毛(ノミアレルギー性皮膚  炎)。
膿皮症 赤いブツブツ(丘疹)、ニキビのような膿疱、フケ、かゆみ。特に脇や股、指の間など。
皮膚糸状菌症 円形脱毛、フケ、かゆみは軽度なことが多い。人にもうつる可能性あり。
乾燥・脂漏症 大量のフケ、ベタつき、体臭の悪化。

 

(2) 全身のホルモン異常(内分泌疾患)

皮膚は全身の状態を映す鏡です。ホルモンバランスの乱れが、フケや脱毛として現れることがあります。

 

  • 甲状腺機能低下症(犬):元気がない、体重増加、左右対称性の脱毛(特に体幹部)、皮膚の黒ずみ。
  • 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)(犬):多飲多尿、お腹が膨らむ、左右対称性の脱毛、皮膚が薄くなる。
  • 性ホルモン異常:去勢・避妊手術をしていない動物に見られることがあります。

 

これらの病気による脱毛は、かゆみを伴わないことが多く、飼い主様が「ただの換毛期かな?」と見過ごしがちです。

 

(3) ストレス・心因性

猫によく見られますが、犬でも起こります。環境の変化やストレスから、過剰に体を舐めたり噛んだりすることで、毛が抜けたり皮膚炎を起こしたりします。

 

2.「初期症状」チェックリスト

「かゆみ」や「赤み」は分かりやすいサインですが、皮膚病の初期には、もっと些細な変化が現れます。以下のチェックリストで、愛犬・愛猫の皮膚を毎日チェックしましょう。

 

観察ポイント 見落としがちな初期サイン 疑われる病気
フケの質と量 「粉っぽいフケ」が特定の部位に集中している。 皮膚糸状菌症
脱毛のパターン 「左右対称」に毛が薄くなっている(かゆみなし)。 ホルモン異常(甲状腺、クッシングなど)
毛の質感 毛がパサつく、「異常にベタつく」、体臭が強い。 脂漏症、マラセチア感染
行動の変化 掻く・舐める行動が多い。 アレルギー性皮膚炎
体の特定部位 目の周り、耳のふち、口元など、顔周りの毛が薄くなっている。 真菌感染、毛包虫症
皮膚の感触 皮膚が「薄く」なっている。 ホルモン異常

 

 

特に猫の飼い主様へ:

猫が毛づくろい(グルーミング)をする時間が異常に長くなっていたり、毛が短くなっている部分がないか、日常的に確認しましょう。

 

3.自宅でできる!皮膚の健康を守るための3つのケア

病気のサインを見つけたらすぐに動物病院を受診することが大切ですが、日頃のケアも皮膚の健康維持には欠かせません。

 

ケア1:適切なシャンプーとスキンケア

皮膚病の治療において、シャンプーは薬と同じくらい重要です。

  • フケ・脂漏症薬用シャンプー(殺菌・抗真菌成分入り)で、余分な皮脂やフケを洗い流す。
  • 乾燥:保湿成分(セラミドなど)を配合したシャンプーや、シャンプー後の保湿剤(スプレーやローション)の使用が重要です。皮膚のバリア機能を守り、外部刺激から守ります。

 

ケア2:ノミ・ダニの徹底予防

ノミ・ダニは、皮膚病の最も一般的な原因の一つです。

  • 通年予防:ノミ・ダニの予防薬は、季節を問わず通年で投与することが推奨されます。ノミは冬でも室内に生息しているためです。
  • 環境対策:ノミの卵や幼虫はカーペットなどに潜んでいます。定期的な掃除機がけや、必要に応じて環境駆除剤を使用しましょう。

 

ケア3:栄養バランスの取れた食事

皮膚の健康は、食事から摂取する栄養素に大きく左右されます。

  • 必須脂肪酸:オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)は、皮膚の炎症を抑え、バリア機能を強化する効果があります。
  • タンパク質:健康な被毛を作るための重要な材料です。

フケや脱毛が続く場合は、食物アレルギーの可能性も考慮し、獣医師と相談して食事内容を見直すことも必要です。

 

4.まとめ:早期発見が皮膚病治療の鍵

フケや脱毛は、単なる美容の問題ではなく、「皮膚からのSOS」です。

自宅でできるチェックリストを活用し、愛犬・愛猫の皮膚を毎日観察する習慣をつけましょう。特に、かゆみを伴わない脱毛や、左右対称性の脱毛は、内分泌疾患などの全身性の病気のサインである可能性が高く、早期の血液検査が必要です。

皮膚病の治療は長期にわたることが多いですが、飼い主様の「気づき」「根気強いケア」が、愛する家族の快適な生活を取り戻すための最大の力となります。

 

皮膚と耳専門 ヒフカフェ動物病院

獣医師 小林真也

耳を振る、頭を傾ける… 中耳炎・内耳炎の恐ろしいサイン!

1.いつもの「かゆみ」とは違う、危険なサイン

 

愛犬や愛猫が耳を振ったり、後ろ足で耳を掻いたりする姿は、見慣れた光景かもしれません。多くの場合、それは外耳炎という耳の入り口付近の炎症が原因です。

しかし、その症状が「かゆみ」の範疇を超え、「頭を傾ける」「まっすぐ歩けない」といった神経症状に発展した場合、それは耳の奥深く、中耳や内耳にまで炎症が及んでいる中耳炎・内耳炎のサインかもしれません。

中耳炎や内耳炎は、単なる皮膚病ではなく、平衡感覚や聴覚を司る重要な器官の病気です。放置すると、重篤な神経症状や永続的な障害につながる恐れがあります。

見過ごされがちな中耳炎・内耳炎の初期症状、確定診断の重要性、そして治療法について詳しく解説します。

 

2.耳の構造を知る:外耳・中耳・内耳の違い

 

中耳炎・内耳炎の恐ろしさを理解するためには、まず耳の構造を理解することが重要です。耳は大きく分けて3つの部分から成り立っています。

 

部位 構造 主な機能 関連する主な病気
外耳 耳介から鼓膜までの耳道 音を集める 外耳炎(最も一般的)
中耳 鼓膜の奥にある空洞(鼓室胞) 音を増幅し内耳に伝える 中耳炎
内耳 蝸牛(聴覚)と前庭(平衡感覚) 聴覚と平衡感覚を司る 内耳炎、前庭疾患

 

外耳炎から中耳炎への進行

犬や猫の中耳炎のほとんどは、慢性的な外耳炎が原因で起こります。

外耳炎が長期間続くと、耳道の炎症や感染が鼓膜を破り、その奥にある中耳の空洞(鼓室胞)にまで広がってしまいます。中耳は骨に囲まれているため、一度炎症が起こると薬が届きにくく、治りにくいのが特徴です。

内耳炎の重篤な影響

さらに炎症が奥の内耳にまで及ぶと、内耳にある前庭(ぜんてい)という平衡感覚を司る器官が障害を受けます。これが内耳炎であり、重篤な神経症状を引き起こす原因となります。

 

3.見逃してはいけない!中耳炎・内耳炎のサイン

中耳炎・内耳炎の症状は、耳の痛みや外耳炎の症状に加えて、神経症状が現れることが最大の特徴です。

 

中耳炎で現れる可能性のある症状

中耳炎は、外耳炎の症状に隠れて見過ごされがちですが、以下のようなサインが見られます。

 

  • 耳の痛み:耳を触られるのを極端に嫌がる、食事中に口を開けるのをためらう。
  • 聴力低下:呼びかけへの反応が鈍くなる。
  • 顔面神経麻痺:中耳の近くを通る顔面神経が炎症で圧迫され、まぶたが閉じない、唇が垂れる、よだれが出るなどの症状が現れることがあります。

 

内耳炎で現れる「恐ろしいサイン」(前庭疾患)

内耳炎が起こると、平衡感覚を失い、以下のような前庭疾患の症状が現れます。

 

症状   説明
斜頚   頭が常に片側に傾いた状態になる。
旋回運動   常に同じ方向にぐるぐる回るように歩く。
眼振   意思とは関係なく眼球が小刻みに揺れる。
運動失調   まっすぐ歩けず、立とうとしても倒れてしまう。
嘔吐   平衡感覚の異常による乗り物酔いのような状態。

 

これらの症状は、「かゆいから頭を振っている」というレベルではなく、「平衡感覚が麻痺している」状態を示しています。特に急に発症した場合、飼い主様は脳の病気ではないかと非常に心配されますが、内耳炎が原因の前庭疾患の可能性が高いです。

 

4.なぜCT・MRIが必要なのか

「耳の病気なら、耳を覗けばわかるのでは?」と思われるかもしれませんが、中耳炎・内耳炎の診断は簡単ではありません。

・鼓膜の奥は「見えない」

外耳炎の診断に使われる耳鏡(オトスコープ)では、鼓膜の奥にある中耳や内耳を直接観察することはできません。また、中耳の炎症は骨に囲まれた空洞内で起こるため、通常のレントゲン検査でも詳細な状態を把握するのは困難です。

 

・確定診断に必要なCT・MRI検査

中耳炎・内耳炎の確定診断と、炎症の広がり、そして治療方針を決定するために最も重要なのが、CTMRIといった画像診断です。

 

検査方法  特徴  診断における役割
CT検査 骨の構造(鼓室胞)の評価  中耳炎による鼓室胞内の液貯留や骨の肥厚を明確に捉える。
MRI検査 軟部組織(神経、脳)の評価  内耳や脳への炎症の波及、腫瘍の有無などを確認する。
オトスコープ 鼓膜の状態を詳細に観察  鼓膜の穿孔や中耳からの排泄物の有無を確認し、中耳洗浄に用いる。

 

※特に、短頭種(フレンチブルドッグ、パグなど)は、生まれつき耳道が狭く、中耳炎を併発しやすい傾向があるため、CT検査による診断が強く推奨されます。

 

5.治療と予後:長期的なアプローチが必要

中耳炎・内耳炎の治療は、外耳炎に比べて長期にわたる長期的なアプローチが必要です。

 

治療の基本

  • 徹底的な洗浄と投薬:ビデオオトスコープを用いて鼓膜の奥の中耳腔を洗浄し、炎症を抑えます。その後、CT/MRIの結果に基づいて選択された抗生物質や抗炎症薬を、数週間から数ヶ月にわたって投与します。
  • 原因疾患の治療:中耳炎の根本原因がアレルギーや内分泌疾患にある場合は、それらの治療も並行して行います。

 

外科的治療

内科治療に反応しない慢性的な中耳炎や、鼓室胞内にポリープや腫瘍が疑われる場合は、鼓室胞切開術といった外科手術が必要になることがあります。これは、鼓室胞の骨の一部を開けて、内部の炎症産物や病変を直接除去する手術です。

 

予後について

中耳炎・内耳炎は、早期に適切な診断と治療を行えば、多くの場合、命に関わることはありません。しかし、内耳炎による神経症状(斜頚、ふらつき)は、炎症が治まっても完全に元に戻らないことがあります。

  • 斜頚:多くの場合、改善しますが、頭の傾きがわずかに残る(後遺症)ことがあります。
  • 聴力:内耳の損傷が重度の場合、聴力は回復しない可能性があります。

 

重要なのは、「耳を振る」という初期サインを見逃さず「頭を傾ける」いう神経症状が現れたら、画像診断を検討することです。

 

6.まとめ

「耳を振る、頭を傾ける」という行動は、単なるかゆみではなく、中耳炎・内耳炎という深刻な病気のサインである可能性があります。

特に、慢性的な外耳炎を繰り返している、あるいは急に平衡感覚を失ったような症状が見られた場合は、単なる耳の洗浄や点耳薬の治療では不十分です。

CTMRIによる正確な診断の重要性を理解し、専門的な治療を受けられる獣医師に相談することも検討しましょう。

 

皮膚と耳専門 ヒフカフェ動物病院

獣医師 小林真也

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