子犬は生後3ヶ月ごろから歯磨きができます。最初から歯磨き粉を使うことも可能です。
特に子犬専用の歯磨き粉があるわけではなく、成犬用と同じものを使います。
種類も多いことから、子犬にはどの歯磨き粉がいいのか迷ってしまいますよね。
消化器が未熟な子犬には安全な歯磨き粉を選びたいと考えるでしょう。
この記事では
- 子犬の歯磨き粉の選び方
- 子犬の歯磨き粉おすすめ5選
- 子犬の歯磨き粉の効果をあげるポイント
を解説します。
子犬のころからデンタルケアを行うことは、歯を清潔に保つ以外にも重要な意味があります。
そのためにも歯磨き粉は大切な役割を持っています。
大切な愛犬のための歯磨き粉選びの参考にしてください。
この記事を監修した獣医師 | |
小林 真也先生 | 2005年北里大学獣医畜産学部獣医学科を卒業後、埼玉県内の動物病院で勤務。北里大学附属動物病院の研修医や東京農工大学皮膚科研修医を経て、後藤、久保と共同で2016年に大田区田園調布に皮膚・耳専門のhiff cafe tamagawa、2022年に港区芝公園にエイジングケア専門のhiff cafe shibakoenを設立。2019年には板橋区の北川犬猫病院をグループ病院としました。 |
子犬の歯磨き粉ランキング3選!
子犬に歯磨き粉は必要?
子犬に歯磨き粉は
- 歯磨きを嫌いにさせないために必要
です。
もともと歯磨きの習慣がない犬にとって、歯磨きはとても怖いことです。
さらに口元はとても敏感なため、触られることを嫌がる子犬は多いでしょう。
そんな嫌な時間が愛犬の好きなフレーバーを選ぶことで楽しい時間に変わるかもしれません。
愛犬の歯の健康を考えると生涯歯磨きは必要です。
好きなフレーバーで楽しい時間になると続けやすいですね。
子犬向けの歯磨き粉3つの選び方
犬用の歯磨き粉は多くの種類がありますが、
・ジェルやペーストなどの歯磨きのタイプ
・歯磨き粉の味や香り
・歯磨き粉に含まれる成分
で選ばれます。
それでは子犬向けの歯磨き粉はどのようにして選べばいいのでしょうか。
子犬向けといっても成犬用と大きな違いはありません。
子犬向けの選び方は
- 1.タイプで選ぶ
- 2.フレーバーで選ぶ
- 3.オーガニックで選ぶ
の3つになります。
タイプによっては歯磨き粉の硬さや歯の密着度に違いがあるので、初心者向けや歯ブラシに慣れている子向けなどに分かれています
フレーバーでは甘い香りが好みだったりミントが好きだったり、好みで変わってくるでしょう。
また未発達でデリケートな子犬にとって歯磨き粉に含まれる成分は安全なものでなければいけません。
それぞれ詳しく解説していきます。
1.タイプで選ぶ
子犬の歯磨き粉には大きく分けて種類が3つに分けられます。
- ペーストタイプ
- ジェルタイプ
- パウダータイプ
ペーストタイプ
一般的な歯磨き粉です。歯ブラシに乗せて使用するため歯磨きに慣れている子犬向けです。
種類もフレーバーも豊富で、愛犬にあうものを見つけやすいでしょう。
ジェルタイプ
粘度が高く、指やガーゼなどで歯磨きを行います。直感的に使えるため歯磨き初心者におすすめです。
使いやすいことから人気があり、最近ではフレーバー入りも多く販売されています。
パウダータイプ
「歯に直接ぬる」「飲み水に混ぜる」「フードに振りかける」など多様な使い方ができます。
歯磨きができなくても使えることから、歯磨きが苦手な子犬向けです。
ただし上記の二つよりも効果は薄いことがデメリットです。
2.フレーバーで選ぶ
子犬にとって歯磨き粉のフレーバーは、歯磨きを楽しい時間にするかどうかを左右するものです。
子犬に歯磨きを行う理由は「歯磨きに慣れてくれること」なので、愛犬が好むフレーバーを選ぶのは成功の第一歩でもあります。
犬の歯磨き粉には甘い香りのミルクフレーバーや青りんご、さわやかなミントフレーバーもあります。
歯磨きを始めるならチキンフレーバーは多くの子犬が興味をそそるので、最初にためしたいフレーバーです。。
フレーバーが気に入れば、それを目的に歯磨きに来てくれるようになることがあります。
そうなると今後も歯磨きがしやすくて助かるでしょう。
3.オーガニックで選ぶ
犬はうがいができないため歯磨き粉を飲み込んでしまいます。そう考えると体に入っても安全なものを選びたいですよね。
犬用の歯磨き粉には危険な添加物が含まれている場合があります。特に子犬は消化器官などが未熟なためデリケートです。
そんな子犬に使用するものなので、含まれている成分には注意が必要です。
犬の歯磨き粉には植物由来のものや無添加、オーガニックなど安全性が高いものがあります。
添加物などが気になるのであればこれらのものを選びましょう。
長く使うものなので含まれている成分を確認することは大切です。
子犬向けの歯磨き粉おすすめランキング5選!
ここからは子犬におすすめの歯磨き粉を5選ご紹介します。
基本的に犬の歯磨き粉は、成犬と同じものを子犬にも使用して大丈夫なものばかりです。
その中でも子犬に優しい成分のものや安全なものを選びました。
愛犬の歯磨き粉選びの参考にしてください。
1位:ライフナビ Dr.WANDEL+KANDELセット
タイプ | ジェルタイプ |
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フレーバー | なし |
成分 | グリセリン、水、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス、リベチン含有卵黄粉末、シソエキス、乳酸桿菌溶解質、スイゼンジノリ多糖体、プラセンタエキス、ヒドロキシアパタイト、ヒアルロン酸Na、セルロースガム、カルボマー、水酸化K、BG、デキストリン、メチルパラベン |
内容量 | 30g |
大切な愛犬の口にいれるものだがら、飼い主の方に安心してご使用いただけるように、国内製造にこだわっています。
乳酸菌が菌や歯茎、歯垢にアプローチして口内環境浄化に導きます。
水に入れたり、食べ物と一緒に食べさせるだけで口内ケアが手軽にできます。
飼い主の方もストレスなくデンタルケアができるので、ワンちゃんのお口の臭いや汚れ、毎日の歯磨きの悩みから解放されます。
通常価格 | 7,980円(税込) |
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公式キャンペーン価格 | 2,980円(税込) |
返金保証 | 20日間 |
2位:ドクターデンタルワン
タイプ | ジェルタイプ |
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フレーバー | なし |
成分 | グリセリン、水、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス、リベチン含有卵黄粉末、シソエキス、乳酸桿菌溶解質、スイゼンジノリ多糖体、プラセンタエキス、ヒドロキシアパタイト、ヒアルロン酸Na、セルロースガム、カルボマー、水酸化K、BG、デキストリン、メチルパラベン |
内容量 | 30g |
たまごからできている優しい成分がお口の汚れを素早く吸着。汚れや臭いの元が落ちやすくなるよう口内の健康を維持します。
ナタ豆のブラッシング効果で歯や歯茎についた汚れの元を取り、自然由来の成分が健康でキレイなお口の状態を維持します。
うるおいを保つ成分として注目されているプラセンタエキスが歯を包みこむことで健康できれいな歯をキープします。
通常価格 | 6,980円(税抜) |
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公式キャンペーン価格 | 1,980円(税抜) |
返金保証 | 20日間 |
3位:キュアペット
タイプ | パウダータイプ |
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フレーバー | かつお |
成分 | 米粉、ビール酵母、酵素、カツオ粉末、乳酸菌、クマザサ末、シャンピニオンエキス、グルコサミン、海藻カルシウム |
内容量 | 60g |
笹が持つ清潔に保つ成分がお口の環境を悪化する原因をおさえ、乳酸菌の善玉菌がお口の中の健康を守ります。
またキュアペットに含まれる乳酸菌は、ワンちゃんの免疫力を保つために16種類の乳酸菌が入った乳酸菌FF16を使用しています。
トラブルが少なく効果も高い生きた乳酸菌FF16を使用することで、ワンちゃんの腸内バランスを整えて免疫力を保つことができます。
通常価格 | 7,678円(税込) |
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公式キャンペーン価格 | 4,378円(税込) |
返金保証 | 20日間 |
4位:Petz Route(ペッツルート) お口にやさしい酵素入り歯みがきジェル
タイプ | ジェルタイプ |
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フレーバー | なし |
成分 | 天然水、キャットミント水、タイム水、グレープフルーツ種子エキス、キサンタンガム、重曹、グリシン、ラクトペルオキシダーゼ |
内容量 | 140ml |
石油系の合成成分は不使用で、ラクトペルオキシダーゼ(酵素)、グリシン(アミノ酸)、重曹を使った安全な歯みがきジェルです。
ぬるだけでも効果があるので手軽にデンタルケアができます。
原料の水選びからこだわりがあり、長野県の天然水を使用しています。
通常価格 | 1,600円(税抜) |
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公式キャンペーン価格 | - |
返金保証 | - |
5位:オーガニック トゥースペースト
タイプ | ペーストタイプ |
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フレーバー | ミント、ブルーベリー |
成分 | アロエベラ液汁、エタノール、水、ヤシ脂肪酸K、オリーブ脂肪酸K、炭酸水素Na、キサンタンガム、ステビアエキス、ブルーベリー香料、炭酸Ca、サボンソウエキス、香料、海塩、※オリーブ葉エキス、パセリエキス、セイヨウハッカ(ペパーミント)エキス、ローズマリーエキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ(タイム)エキス |
内容量 | 75g |
発泡剤を含まず泡が立たないタイプの天然由来成分100%の犬用オーガニック歯磨き。
エタノールはサトウキビ由来で香料は天然由来、97.6%がオーガニック素材といった安心できる歯磨き粉です。
フレーバーは2種類で選べるのもうれしいですね。
通常価格 | 1,430円(税込) |
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公式キャンペーン価格 | - |
返金保証 | - |
歯磨き粉の効果をあげる子犬の歯磨き4つのポイント
最初は多くの子犬が歯磨きを嫌がるでしょう。
だからといって無理やり歯磨きをさせるのはNGです。恐怖心が倍増されてしまいます。
最初は慣らしだと思って気楽に始めてください。
それを踏まえて4つのポイントをおさえましょう。
- 生後3ヶ月ごろから始める
- 最初は歯磨き粉を塗るだけでもOK
- ガーゼで拭こう
- 歯ブラシで磨こう
生後3ヶ月ごろから始めよう
子犬の乳歯が生えそろうのは生後3ヶ月ごろです。歯磨きを始めるのはそのころからがベストです。
「どうせ抜けるのであれば永久歯が生えそろう1歳になってから歯磨きすればいいのではないか」と考える人もいるでしょう。
しかしそれまで歯磨きをしていなかった成犬に歯磨きを行うことはとても難しいです。多くの犬が嫌がります。
子犬が歯磨きをする理由は
- 歯磨きに慣れさせる
ためです。
そのためできるだけ早い段階で歯磨きを始めるほうが良いといわれます。
最初は歯磨き粉を塗るだけでもOK
いきなり歯ブラシを口に入れようとしても子犬は嫌がるでしょう。
敏感でデリケートな口の中に、見たこともないものを入れられようとすれば恐怖で二度と歯磨きができなくなる可能性もあります。
そのため最初は歯磨き粉を歯に塗るだけでも大丈夫です。
それだけでも歯磨き粉の成分が口の中にいきわたり効果が期待できます。
歯磨き粉のフレーバーが気に入り歯磨きが怖いものではないとわかれば、自分から進んで歯磨きに来てくれるようになるかもしれませんよ。
ガーゼで拭こう
歯磨き粉を歯に塗る際ガーゼで擦ってあげると、繊維が汚れをからめとってくれるためさらに歯がきれいになります。
方法は指にガーゼを巻き付けて歯磨き粉をのせて歯をこするだけです。
もしガーゼを嫌がるようなら無理にガーゼを使用しなくても大丈夫です。
その場合には指に歯磨き粉を付けて歯をこすってもOKです。
口元を触られることに慣れてくれたら歯ブラシのステップにも移行しやすくなります。
歯ブラシで磨こう
口元や歯を触らせてくれるようになったら歯ブラシを使って歯を磨きましょう。
愛犬がお気に入りのフレーバーの歯磨き粉を使うと、すんなり歯磨きをさせてくれるかもしれません。
この時も愛犬が嫌がったら休憩したりその日はやめておくなど、無理に続けようとしないでください。
さらに歯磨きは長時間になると愛犬にストレスがかかってしまいます。
短時間で歯磨きができるように、日によって磨く場所を分けましょう。
犬は歯垢が歯石に変わるのに3日かかるといいます。つまりその3日間の間ですべての歯を磨ければいいのです。
「今日は右側が磨けたから明日は左」のように分けて磨くと、歯磨きの時間が短くできます。
まとめ:子犬に歯磨き粉を使ってデンタルケアを!
今回は
- 子犬の歯磨き粉の選び方
- 子犬の歯磨き粉おすすめ5選
- 子犬の歯磨き粉の効果をあげるポイント
を解説しました。
子犬の歯磨き粉には「タイプ」「フレーバー」「オーガニック」で選ぶ方法があります。
子犬期の最初の歯磨きはジェルタイプがおすすめです。
愛犬が楽しく歯磨きするためにもお気に入りのフレーバーを見つけましょう。その際にはオーガニックのものを選ぶと安心ですね。
子犬の歯磨きは成犬になっても続けられるように土台作りも兼ねています。
あまり神経質に歯磨きを行おうとせず、慣らしと考えて愛犬と楽しみながら歯磨きできるといいですね。